バモスHM1-再来10
エンジン点検
解体屋さんから取ってきたベースエンジンですが、まわりの汚れ方とロッカーアームの色が違いすぎてます🤔 以前に何かあった証拠なので、とりあえずヘッドも降ろすことにしました。
こっちは自分が以前にヘッドO/Hした依頼主の工場の代車のもの。どうみても解体屋からのベースエンジンの方は新しいロッカーアームがついているので、そっちを使うことにしました。
修理後約7000kmでエンジンがやられる、なんてことは今までになかったことです。これはどうしても原因を探りたくなってきました😤 画像右側、1番燃焼室の排気バルブがシートリング側へ食い込んでいます。
ヘッドを降ろした状態のシリンダーブロックです。1番のピストンが上死点近くまできていたためか、バルブが接触したような跡がありました😢
クランクを回して3番のピストンが上にきました。でもいつもと様子が違う?
さらに回して2番のピストンが上にきます。1番のピストンは動いていない!どうもコネクティングロッド、通称コンロッドがちぎれてしまったようです。あまりスッキリもしませんが、壊れた理由はわかりました。続いてベースエンジンへいきます。
ベースエンジンのヘッドで、3番の燃焼室です。他の2カ所もそうですが、カーボンの堆積がひどい😢 それにプラスして排気バルブのひとつ、画像右上になりますが、欠けてしまってます💦 けっこうな時間ノーメンテだったかもしれません。
ロッカーアームとカムシャフトを外してみました。かなり強く締め付けられていたようで、おそらくインパクトレンチかなんかで締めたのかもしれません。また、バルブは内側にもカーボンがかなりたまっているので、バルブシールも交換したことがないエンジンかもしれませんね😢
ということはカムやホルダーもヤバい?
もともとついていたヘッドの方がダメージは少ないので、こっちを使うことにします。
ロッカーアームも今までついてたヤツの方を使うことにします。次回からはヘッドの手直しと組み付けにはいる予定。今回の仕事はなかなか厳しいものがありますが、依頼主の要望に少しでもそえるよう、やってみます。今回はここまでです。