サンバーTV1-5
ヘッド組み付け
新品のガスケットを載せる前に、ブロックの上面を砥石やサンドペーパーなどを使用して、古いカスを取り除きます。これは作業終わり頃の画像ですが、自分はティッシュペーパーをシリンダーやオイル穴、水穴へ詰めてからカスを落とす作業をしてます。そして、シリンダー内部の点検とヘッドを載せる準備のためにピストンを全て下げた位置にしておきます。
今回はピストンは抜かないので、あとでトップを掃除するのですが、シリンダー内部の上の方に黒っぽいシミみたいのが見えますが、少しカーボンが付着してました。前に何かのトラブルでヘッドを開けた後でできたものかもしれません。こういうのもとりあえずペーパーをかけて落としておきました。
そして新たに使うヘッドからバルブ、スプリング、ステムシールを外してシールを新品へ取り替えます。
左がインテーク、右側がエキゾースト側のバルブですがかなりきれい。傘の近辺のカーボンや汚れを取り除いてすり合わせはごく軽く行い、早く組み付けられるようにします。
あとはロッカーアームを載せて、バルブとのクリアランスを調整して大まかには終了ですね。
さすが70000kmぐらいではそんなに汚れていなかったので、掃除も楽でした😅
以前に紹介したダブルナットを使って古い方のヘッドからエキマニ用のスタッドボルトを2本外して、新しく使う方のヘッドへ組み付けます。
これでボルトもついて、ブロックと合体です。
新品のガスケットをブロックへ置いてヘッドを載せ、ヘッドボルトをトルクレンチを使用して締め付けていきます。このエンジンの場合は、最後には数値ではなく、角度締め、という方法でヘッドボルトを締めていくやり方で仕上げます。今回はここまでです。