ミニキャブバンU61V
入庫
前回の軽トラと入れ替わりで同年代のバンが来ました。なんと199000km走ってます。もうチョイで大台の200000kmオーバー、惜しい😅 少し動かしただけで、すぐにクラッチの滑りがわかり、工場までヒヤヒヤしながら自走で入庫。今時は珍しくなってしまったクラッチ交換を紹介します。
ミッションを降ろすために、バッテリーのマイナスターミナルを外した後、たいていはマフラーを外してエンジンを少し後ろ側へ傾けて抜きやすくしますが、今回の車両はマフラーの腐食がけっこうきてるので、外さないで作業します😅
シフトコントロールケーブルのミッション側です😢 ブッシュがちぎれてしまってます。これじゃ操作した時にグニャグニャしてギヤが入ってる感じが伝わってこないですね。組み付ける時に処置するとして、他のパーツを外していきます。
撮影するのを忘れてますが、バッテリーのターミナル外しと、プロペラシャフト外しもちゃんとやってあります!で、このクルマに関してはシリンダーブロックとの連結は画像の4ヶ所のみ😅 しかもそのうちの2本はセルモーターと共締めです。昔の550ccのときもこんなんだったっけ?と考えてしまいました😅 とてもわかりやすくてラクでした。
車速センサー、バックランプの配線とシャーシへ落とされているアース線を外してからマウントを外します。今回はマフラーを外してないので、この状態でもミッションは落ちてきません。
で、ミッションを降ろします。A/Tに比べるとマニュアルミッションは軽いのでミッションジャッキも使わずに降ろせます。ほんとに楽チンです!
そしてクラッチカバー、ディスクを外します。ディスクを構成している部品をつないで固定するためのリベットが露出してカバーとの当たり面に跡がついてます。こうなると摩擦力がかなり低下し、一般的にいうところの滑り、という症状が出ますね。次回からは各部の清掃、組み付けを紹介します。