アクティHH5-5
ヘッド戻し、各部調整
新品のヘッドガスケットです。ヘッド面は修正研磨でOK、ブロックは歪みの数値は限度内なのでブロックとヘッドをもう一度脱脂してヘッドを載せます。
ヘッドボルトに少しオイルを塗って仮締め後にトルクレンチを使用して2.5kg、4.5kg、6.5kg/mの3回に分けてボルトを締めこんでいきます。慌てず、ダラダラせず、正確に締めるように意識して作業します。
タイミングベルトをかけますが、その前にクランクとカムのスプロケットを1番の圧縮上死点に合わせておきます。この場所が基準なのできっちりと出しときます。
ホントなら1番のクリアランス調整を載せるべきでしたが、クランクを回してしまった後なのですいません💦 インテーク側0.15、エキゾースト側0.23mmで隙間を調整します。エンジンが傾いてマウントされているせいもありますが、シックネスゲージから手を離しても下へ落ちないで、指で引くと抜けるぐらいの感覚です。
インマニへマニホールドを戻しますがその前に、紙製のガスケットには自分はこのシーリング剤を使ってます。次に剥がす時が大変になるくらい、強力です。それ以外では水回りに使いますね。今回のエンジンだとメタル製のヘッドガスケットなのでブロックとヘッドの接合面には使いませんでしたが、一昔前のエンジンなら必需品でしたね。
こんなふうになります。マニホールドを戻す時にはまたシーリング剤をポートの周りと水穴の周りに塗ってから組み付けます。次回からはマウントやその他のパーツの組み付けを紹介したいと思います。今回はここまでです。