ハイゼットS200P 4
各部の組み付け
デフキャリアを組み付けました。あとはシールを打ち込んでフランジを付け、プロペラシャフトをマークした箇所を合わせて組み付けてデフは終了です。今回はマフラーの修理があるので、それが終わってから最後に組み付けます。
外した時の逆にアクスルシャフトを組み付けます。この時も古いガスケットは取り除き、液体ガスケットを塗っていきます。
ホイールシリンダーのカップ交換です。いつもはピストンブーツも替えてますが今回はカップのみでやります。これは洗浄前ですが、いろんなパーツと同様まずは古いグリスやオイルを除去、脱脂の次に必要があればピストンのペーパーがけとシリンダーのホーニングをします。注意するのは腐食の度合いが交換必要なレベルになってるかどうかですね。ピストンなら自分の場合は水研ぎ用のサンドペーパーの#400で磨いてみて虫食いがあるかどうか、シリンダー側はブラシでホーニング後に指で触って深いキズがあるかどうか、どっちかに以上があれば交換してます。また、ホイールシリンダーは昔は鉄製でしたが最近はアルミ製がほとんどです。削り過ぎないよう、必要最小限で行います。
外してあったブレーキシューを組み付け、ドラムを被せて調整、ブレーキフルードの交換、という手順になります。最近はパーキングブレーキに自動調整機構があるので、ブレーキレバーを何十回もガチャガチャする人もいるかもしれませんが、自分の場合、パーキングレバーは一旦緩めて手動でドラムとシューのクリアランスを調整してから最後にパーキングブレーキを調整するとカチッとした感じでパーキングブレーキを調整することができますね。
作業も詰めに入りました。マフラーの補修です。サポート側もパイプも完全に外れていたのでテールパイプごと外して、適当なサイズのパイプの切れっ端で外径の確認です。
使えそうだったのでまずは溶接しておきます。今はテールパイプを外してやってますが、これが車種が変わるとこうはいかないので、大抵はクルマに付いている状態でパイプの径と長さを決めて仮付けしてから外して仕上げ、というふうになります。で、サポートからサイレンサーまでの距離を確認して余分な長さの分は切断します。
継ぎ足しの分は10mm、あえてツライチにはしませんでした。パイプ側の腐食が強いのと10mm程度の延長なら角度、全長、ゴム製のマフラーハンガーの取り付け場所も動かしても問題ないと判断してサポートの上に鉄板を継ぎ足してくっ付けました💦
5年ほど前から使っているノンガス対応のミグ溶接機です。電流とワイヤーの送りの調整が大雑把なので下手な自分ではまだ使いこなせず、修行中です。別の人のクルマならもっと丁寧に仕上げますが、週末にクルマ使う用事ができたので、雑ではありますが作業を終了しました。排気漏れやビビリ音などがないかをチェックし、最後にダルダルにのびたクーラーベルトを交換してリフトからクルマを降ろして終了です。それではまた。