ハイゼット保冷車5

各部組み付け

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このバルブコッターツールは当時けっこう値のはる物でした。エンジンの種類と扱う人のウデにもよりますが、ヘッドをブロックから抜かなくてもバルブステムシールの交換ができる!とのうたい文句で売られてました。自分は1度失敗してバルブをエンジンの中に落としてしまい、結局はヘッドを降ろしてステムシールの交換をやったことがあります。また、ノーマルのバルブスプリングなら簡単に脱着可能なので作業効率がとてもよく、今でも重宝してますね!チューニング用の強化品にはNGです。縮めることができません😅

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ヘッドを組み上げたら、ブロックの上面を脱脂してから新品のガスケットをのせ、このエンジンの場合はインマニは紙やスチール製のガスケットではなくゴムのOリングなので、そいつを画像のようにチューブへセットしておきます。Oリングにはゴムを攻撃しないタイプのラバーグリスを薄く塗り、ヘッドガスケットは絶対に油脂類は付けません。エンジンは案外矛盾するもので作られてます。また、基本は1番のピストンが圧縮上死点にきていることが条件ですが、タイミングベルトをかけるまではあえて全てのピストンを下げておいて、ヘッドを載せた時にバルブとピストンがぶつからないように心がけてます。ヘッドボルトを規定トルクで締め付けてから、カムを合わせ、次にクランクを合わしてからベルトをかける、という手順ですね。

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タイミングベルトをかけますが、これも少しコツがあり、大きいスプロケットはカム、小さいのがクランクです。時計回りに回転するエンジンは必ず正面から見て左側にテンションプーリーがセットされ、こいつを押し付けて緩まないようにしています。テンションプーリーがつかない右側を先にかけてその区間は極力張り気味にセットします。テンションプーリーがくるところは少し余るはずなので後からずらしながら組んでいき、ベルトがプーリーの下に来て張れる状態に来てから初めてプーリーを押し付けてたるみがないかをチェックします。そしたらクランクで4回転ほど回してクランクとカムの合わせマークがずれていないことを確認します。エンジンは面白いもので、ホンダだけは時計と反対回りで作られていますね。他メーカー、ロータリーエンジンなんかも時計回りですが、ホンダだけは違います。こだわりがあるんでしょうね。

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見ずらくてすいません💦 タペットカバーは事前に洗っておいてあったのでガスケットを交換して組み付けます。

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面倒なエキマニを組み付けながら、クランクとウォーターポンプのプーリーのサビを落とし、塗装しておきます。

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普通のクロのラッカースプレーです。これは1回目ですが、3回ほど重ねて塗ればけっこうキレイに見えますよ。

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マウントゴムとシリンダーブロックの間のブラケットを抜かないとエキマニが付かない!ということになり、ミッションにジャッキをあてがい、エンジンも傾きすぎないように注意しつつ、エキマニ、遮熱板を組み付け、ブラケットを戻します。もちろん、その合間にクランク、ウォーターポンププーリーの塗装も同時進行でした。

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間の写真を撮り忘れました😅 この状態になる前にフューエルデリバリーパイプ、ダイレクトコイル、サーモスタットハウジング、水温センサー、各配線などをバラす前へと戻します。この辺までくるとゴールはすぐそこなので、ちゃっちゃと終わらせたいのですが、各部の締め付けや配線の接続の状態をチェックしながら進めていきます。今回はここまでです。