ハイゼットS200P 3

デフの分解点検

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外したデフキャリアからオイルシールとフランジを抜き取ります。この5、6年で何度かロックナットを締め込んでいるのでけっこう強く中に入ってました。普通はギヤプーラーなんか使うパーツではありません。

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デフキャリアをバイス台に固定してサイドベアリングキャップを外します。このデフはベアリングの固定は正面に見えるキャップだけなのでギヤの調整はどうするのかな?と考えてました。

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画像は上が左側で下が右側、運転席側になります。ベアリング本体はボールベアリングでボールに1枚、カバーがかけられてるタイプのものですね。このタイプならボールの摩耗が少ないはずです。で、リングギヤとピニオンギヤの隙間調整は、サイドベアリングのホルダーの端に切り欠きが大きめに切られ、ベアリングの外側へシムを入れて調整するタイプでした。キャリアからデフ本体を外してベアリングの状態を確認、まだまだいけるので今回はサイド側、ピニオン側とも交換はなしでいきます。シムの調整も左側に4枚、右側に3枚で計7枚のシムを1度取り出し、リングギヤをピニオンへ押し付けるようにシムを入れていきます。このシムは厚みがこのデフの場合は3種類あり、1番厚いヤツを外へ持っていき、その内側へ厚い順に入れてギヤの隙間がなくなるところを探してセットしました。結局はリングギヤ側を4枚、反対側に2枚の6枚でとって様子を見ることにします。

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リングギヤが黒っぽく見えるのは、モリブデンスプレーをかけてあるためで、焼けている訳ではありません。新品のギヤを組み込んだ場合には光明丹でアタリをみるのが一般的ですが、今回はモリブデンスプレーで代用です。もちろん、焼きつき防止が1番の目的なので何度か塗っておきます。

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ギヤの調整が終わったので、デフキャリアの組み付けに入ります。古い液体ガスケットをスクレッパーではがして脱脂、自分はパーツクリーナーをウエスやティッシュペーパーなどにかけて拭き取るやり方でやりました。そのあと、ホーシング側に液体ガスケットを塗り、デフキャリアを取り付けます。人によってやり方は様々だと思いますが、自分は素手の作業が多いですね。液体ガスケットは厚すぎず、薄すぎず、この感覚は素手の方がわかりやすい塗り方だと思います。

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そしてデフキャリアのセットボルトも古いガスケットを落として、新たに塗ってから組み付けます。ネジ穴はホーシングの中まで貫通しているため、細かいところですが忘れずにしておきたい作業です。今回はここまでです。